1月 04 2018

確定拠出年金の税制について

Q.確定拠出年金とは何ですか?

A.確定拠出年金とは、2001年(平成13年)10月から始まった年金制度のひとつで、個人型と企業型があります。個人型は自分で自分の老後に備える制度のひとつで、企業型は会社の退職金制度のひとつです。2017年(平成29年)1月からは、個人型確定拠出年金に公務員や主婦の方なども加入できるようになりました。

 

Q.個人型確定拠出年金は誰でも加入することができますか?

A.個人型確定拠出年金では、職業等で加入資格や掛金の拠出額等の条件が異なりますのでご注意ください。また、年齢等により加入できない場合もあります。

 

Q.確定拠出年金に加入した場合、税制上何かメリットはあるのですか?

A.3つのメリットがあります。

①確定拠出年金に拠出した掛金は全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となり、所得税等が軽減されます。

②金融商品で運用する場合、決済時に運用益に対して所得税等が課税されますが、確定拠出年金では運用益が非課税となります。

③年金資産を受け取る際の給付金には「老齢給付金」「障害給付金」「死亡一時金」の3種類があります。「老齢給付金」の受取方法は、年金方式として受け取るか、または一時金として一括で受け取るかを選択できます。また、年金と一時金を組み合わせて受け取ることも可能です。年金方式で受け取る場合は公的年金等控除、一時金方式で受け取る場合は退職金所得控除が適用されます。「障害者給付」の受取方法は、年金方式として受け取るか、または一時金として一括で受け取るかを選択できます。年金と一時金を組み合わせて受け取ることも可能です。障害給付金の場合、受け取り方法よらず非課税となります。「死亡一時金」は、遺族に対して支給されます。死亡一時金はみなし相続財産として、相続税の課税対象となります。

 

Q.掛金の所得控除を受けるための手続きを教えてください。

A.個人型確定拠出年金に加入されている方は、毎年10月から11月に国民年金基金連合会から送付される払込証明書を確定申告や年末調整の際に添付してください。企業型確定拠出年金に加入されている方は、本人が特に手続きすることはありません。

 

Q.配偶者の所得から所得控除は受けられますか?

A.所得控除することはできません。加入者本人の所得からしか所得控除をすることができませんのでご注意ください。

確定拠出年金の手続きなどの詳細につきましては、国民年金基金連合会又は運営管理機関等にお問い合わせください。また、税制上に関するお問い合わせは、税理士又は税務署にお尋ねください。

 

 【税理士 中垣吉晴】

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