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有価証券、ゴルフ会員権の財産評価について ~評価方法ってどうすればいいの?~ | 新聞掲載記事ログ

有価証券、ゴルフ会員権の財産評価について ~評価方法ってどうすればいいの?~

2011年4月22日

 財産の価値評価は、市場または相対での売買と同様に、需給バランスによって決まります。売りたい人は高い価格にしたいでしょうし、買いたい人は安い価格で買いたいでしょう。その双方が折り合って決まった価格が、その財またはサービスの価値ということになります。財産評価というのは、その売買が行われる前にまたは行われると想定して、おおよその基準となる価格を評価算定することをいいます。
 財産評価は概ね次の目的で行われます。

  1. 売買、遺産分割または財産分与の基準となる価格を算定すること(売買等目的評価)
  2. 税金を算定するための標準となる価格を算定すること(税金目的評価)

 1の売買等目的評価と2の税金目的評価は、評価方法が異なります。
 まず、1の売買等目的評価からみてみましょう。
 有価証券やゴルフ会員権については、その売買市場が形成されている場合があります。証券取引所やゴルフ会員権仲介業者の売買気配値相場などです。このように市場等で頻繁に売買され価格が公平に形成されている有価証券やゴルフ会員権の財産評価は、この市場価格や相場を参照利用すればいいことになります。
 問題なのは、このような市場や相場が形成されていない有価証券やゴルフ会員権です。
 例えば、取引相場のない株式の価値は、その会社の清算価値と将来の収益性、そして配当額によって決まります。解散すると1株当たりいくらもらえるのかが清算価値ですが、企業によっては収益性と将来の予想キャッシュフローによって評価することが妥当な場合があったり、配当の多寡によって価値が左右される場合もありえます。
 しかしながら、2の税金目的評価は、誰が算出しても評価額が同じになるように、画一的、簡便かつ公平に法令により定められています。なお、一般的には、時価である1の売買等目的評価の額よりも低い価額が算出されるようになっているようです。
 以上をまとめると次の表のようになります。

売買市場がある 売買市場がない
1.売買等目的評価 原則として市場価格を用いる 評価算定を行う
2.税金目的評価 市場価格を基に税法上の方法により
価格を決定
税法上の方法により価格を決定

 有価証券やゴルフ会員権の評価は難しいものです。評価でお困りの場合は、お近くの税理士にご相談下さい。

(税理士 都築 敏)