今からできる年末調整・確定申告の準備

2014年11月12日

問:所得税は一年間の収入等を基に計算されると聞きました。では確定申告の準備はそれらが確定する年明けから始めればよいのですか。
答:税額や控除額の詳細な計算などは年が明けてからになりますが、年内からできる準備もあります。生命保険料、地震保険料や国民年金の支払いによる控除証明など、年末まで予定通りに支払うことを前提とした証明書が送られてくるものがあります。これらは年内に届くものと意識し、申告時期まで保管しましょう。

問:医療費控除を受けるため領収書の保存以外に出来る準備はありますか。
答:治療に必要であったことの証明が控除適用の条件となる場合があります。おおむね六か月以上寝たきりの状態の方の介護のためにおむつ代の支出が必要であったとして医師から発行を受けるおむつ使用証明書などです。

問:勤めていた会社を年の中途で退職した場合に出来る準備はありますか。
答:給与所得について確定申告をする場合は原則「給与所得の源泉徴収票」が必要です。年の中途で退職した場合は退職から一か月以内に発行されるため、受け取っていない場合は早めに請求しましょう。
また、退職所得について確定申告をする場合は「退職所得の源泉徴収票」も必要です。

問:住宅ローンの税額控除を受ける場合はどうでしょうか。
答:新居へ引っ越した証明のため、市役所等で交付される住民票の写し、法務局等で発行される登記事項証明書などを用意する必要が考えられます。

 もちろん結果として税額に影響がない場合や申告が必要ない場合もあります。しかしいざ申告と思った段階で慌てないようこのようなものが必要となることも記憶に留めておいて頂ければと思います。

(税理士 黒田正樹)

岐阜新聞

Posted by meizei