結婚に関する税務

2014年11月12日

 気候の良い秋は結婚式の多い季節です。今回は結婚に関する税金の疑問にお答えします。

 勤務先の会社から結婚祝金が支給されました。税金はかかりますか?
 結婚祝金の金額が従業員として支給される常識的な範囲内であれば、所得税は課税されません。

 親に結婚式の費用を一部負担してもらいました。また、新居の家具の購入資金をもらいました。贈与税はかかりますか?
 結婚式費用の一部負担については、結婚式の内容や招待客との関係、地域の習慣等の事情に応じて親子で費用を適切に分担していれば、そもそも贈与に当たらず贈与税の課税対象とはなりません。
家具の購入資金についても基本的には贈与税の課税対象となりません。ただし、家具の購入資金としてはあまりにも多額である場合や、家具の購入に充てずに預金や住宅の取得資金等とした場合には、贈与税の課税対象となることがあります。

 皆様からいただいたご祝儀の合計額がかなり高額となりました。贈与税はかかりませんか?
 合計額が高額であっても、個々のご祝儀の金額が送り主との関係と照らして常識的な金額の範囲内であれば、贈与税の課税対象とはなりません。

 新居を購入する予定です。新居は夫名義としますが、共働きのため夫婦の連帯債務でローンを組み、夫婦共同で返済しようと考えています。贈与税の問題は生じますか?
 返済の年ごとに妻から夫への贈与があったものとされます。次の金額がその年の贈与税の課税対象となります。
年間のローン返済額×妻の所得÷夫婦の所得の合計額
贈与税の対象となる金額が年間で110万円を超えると贈与税が課税されます。その場合、翌年2月1日~3月15日の間に贈与税の申告が必要となります。

(税理士 佐藤輝弥)

岐阜新聞

Posted by meizei