「税を考える週間」

2018年1月18日

皆さんは、「税を考える週間」というものがあるのをご存じでしょうか。

毎年11月11日から17日までの一週間がこれに該当するのですが、当期間中は国民の皆様に国民生活と税の関わりの理解を深めていただき、納税意識の向上を図る目的で集中的にさまざまな広報広聴施策が実施されております。

この機会に、改めて税金が果たす役割について見直すとともに、税金(税務)に関する専門家である税理士の役割についてご紹介させていただきます。

 

税金の役割とは

私たちが豊かで健康的・文化的な生活を送るためには、道路や公園、水道などの整備や医療・福祉制度の充実、学校教育などの「公共サービス」が不可欠となりますが、これらの公共サービスを提供していくには膨大な資金が必要です。私たちが負担する税金は、これらの公共サービスを維持・運営していくための財源として、非常に重要な役割を果たしているのです。

また、税金には能力に応じて税を負担し合い、所得や資産の多い人に多くの税金を負担していただくことで国民の間の格差を縮めていく「富の再分配機能」や、景気が過熱ぎみのときには、税負担を増加させることで財政投融資を抑制し景気を引き締め、逆に景気が良くないときには減税などで消費や投資を促すことにより景気を刺激するなど「景気の調整機能」も有しているのです。

 

税理士の役割とは

税理士とは、法律によって国家から資格を与えられた税務に関する専門家です。税務に関する専門家として独立した公正な立場において、申告納税制度の理念に沿って納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることをその使命とし、その使命を果たすべく下記の業務を行い、様々な分野で活躍しております。

 

① 税務代理

確定申告、青色申告の承認申請、税務署の更正・決定等に不服がある場合の申立て、税務調査の立会い等について代理をします。

 

② 税務書類の作成

確定申告書、青色申告の承認申請書、その他税務署等に提出する書類を納税義務者に代わって作成します。

 

③ e-Taxの代理送信

e-Taxを利用して申告する場合、税理士が納税義務者の依頼を受けて代理送信します。

 

④ 税務相談

税金のことで困ったとき、わからないときなどに相談に応じます。

 

⑤ 会計業務

税理士業務に付随して財務書類の作成、会計帳簿の記帳代行、その他財務に関する事務を行います。

 

⑥ 補佐人制度

税務訴訟において納税義務者の正当な権利、利益の救済を援助するため補佐人として、弁護士である訴訟代理人とともに裁判所に出頭し、陳述(出廷陳述)をします。

 

⑦ 会計参与

会計参与として取締役と共同して計算関係書類を作成し、中小会社の計算書類の記載の正確さに対する信頼を高めます。

 

⑧ 社会貢献

主に確定申告期間における税務支援や租税教育への積極的な取り組み、裁判所の民事・家事の調停制度や成年後見制度への参画等を行うなど、税に関する専門的知識や経験を生かして社会貢献に努めています。

 

申告納税制度は、納税義務者が自ら申告書を作成して税額を計算し、納付するという民主的な制度でありますが、税務は毎年改正が行われるなど複雑・難解ですから正しい申告書を作成することが困難な場合があります。名古屋税理士会は、無料税務相談会などを積極的に開催していますので、こういうときには、税の専門家である税理士へ是非、ご相談ください。

 

税理士 中川 晋輔