電子申告について(今年からe-Tax利用が簡便化されます)

2019年4月10日

 今年も確定申告の時期がやってまいりました。年々進化しているe-Tax(国税電子申告・納税システム)ですが、今年の目玉は利用の簡便化です。e-Taxの利用方法は、マイナンバーカードを用いる方式と、ID及びパスワードによる方式があります。

 マイナンバーカード及びICカードリーダライタをお持ちの納税者は、マイナンバーカードを用いてマイナポータル経由又はe-Taxホームページ(http://www.e-tax.nta.go.jp/)などからe-Taxへログインするだけで、より簡単にe-Taxを利用開始し、申告等データの送信ができるようになります。昨年までe-Taxを利用するためには、事前に税務署長へ届出をし、e-Tax用のID・パスワードの通知を受け、これらを管理・入力する必要がありましたが、本年からその手間がなくなりました。

 マイナンバーカード及びICカードリーダライタをお持ちでない納税者は、税務署で職員と対面による本人確認(運転免許証など)に基づいて税務署長が通知した「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されたe-Tax用のID・パスワードのみで、国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」からe-Taxによる送信ができるようになりました。また、上記のID・パスワードをお持ちの給与所得者(年末調整済)で、医療費控除またはふるさと納税などの寄付金控除を適用して申告する場合には、スマートフォンやタブレットから同「確定申告書作成コーナー」から還付申告の送信が可能になります。

 以上が今年の電子申告の改善点ですがここで電子申告をするための事前準備について確認してみましょう。

 e-Taxはインターネットを利用しますので当然インターネットに接続できる環境が必要となります。次にパソコンの環境ですが、WindowsについてOSはWindows7,8.1,10でブラウザソフトはInternet Explorer11が必要です。なおMicrosoft Edgeは利用できません。切り替え方法は確定申告書作成コーナーに表示してありますので参照ください。MacintoshについてOSはMacOS10.10,10.11,10.12でブラウザソフトはSafari10.1が必要です。

 マイナンバーカード方式で申告する場合には、マイナンバーカードを取得する必要があります。取得方法はマイナンバーカード総合サイトをご覧いただくか、住民票のある市区町村窓口にお問い合わせください。

 マイナンバーカードの取得ができたら、これを読み取るICカードリーダライタ(公的個人認証サービスに対応している機種に限る。具体的には公的個人認証サービスポータルサイトを参照ください。購入の際に店頭で確認いただくのが間違いがないと思います。)をパソコンに接続・セットアップします。

 ID・パスワード方式で申告する場合は、「ID・パスワード方式の届出完了通知」をご用意ください。

 ここまで準備が整えば、あとは確定申告に必要な書類を用意しe-Taxのホームページ「確定申告書作成コーナー」をクリックしあとは画面に表示される手順に従って入力していくだけで申告書の作成から提出まで簡単に行うことができます。

 ますます便利になったe-Taxの利用時間は確定申告期間中、全日24時間対応です(メンテナンス時間を除きます)。好きな時間に自宅から、皆さんも是非e-Taxを利用してみませんか?

【税理士 渡邊賢淳】