配偶者控除及び配偶者特別控除の改正について

2019年4月10日

働き方改革、女性の社会参加など、昨今よく耳にしますが、その波に乗って、平成30年分から所得税法が大きく改正されました。納税者の方々にとって、関心のあるものの一例が、妻がいる会社員の配偶者控除・配偶者特別控除の改正でしょう。

 

Q.パートで働く妻の「103万円の壁」とは、どういう意味ですか?

A.この金額は、妻の年収を指しています。昨年までは、妻が年収103万円以下なら、夫の配偶者控除の対象として、夫が所得から38万円を控除できるという仕組みでした。これを配偶者控除と言います。そのため、年末近くになると、パート勤務の妻が働くことをやめてしまっていました。人手不足の今は、これが問題とされています。

ただ、社会保険の事を考え、一般に、あまり活用されていなかったのですが、妻の年収が、103万円を超えても、141万円までは、段階的に控除を受けることができる仕組みもありました。これが配偶者特別控除です。

 

Q.改正内容には、二つのポイントがあると聞きましたが、具体的に教えてください。

A.一つ目は、配偶者控除と配偶者特別控除の両方に関する改正です。昨年までは妻の年収により決まっていた控除額が、今年からは夫の年収も判断の基準となります。夫の給与年収が1,120万円を超えると控除額が徐々に減っていくこととなりました。つまり、夫の年収と妻の年収の二つを捉えて判定することになります。

  二つ目は、配偶者特別控除に関する改正です。昨年までは妻の給与年収が103万円を超えると徐々に減っていった控除額が、150万円を超えると徐々に減っていくこととなりました。

詳しくは、税理士へお尋ねください。

【税理士 鈴木みはる】