満期保険金の申告について

2010年7月14日

.保険契約の一つが満期となり、保険会社から私の口座に満期保険金が入金されました。この保険金については確定申告しなければいけないのでしょうか?

.満期保険金を受け取った場合、その保険契約の契約者(保険料を負担した人)があなたであるか、別の人であるか等によって課税上の取り扱いが異なります。以下のケースに応じた確定申告をする必要があります。

1.保険契約者があなたである場合

 所得税の課税対象となります。この場合の満期保険金は、受取方法により一時所得または雑所得となります。
 一時金で受け取る場合には一時所得になります。一時所得の場合の所得の金額は、受け取った保険金の総額から既に払い込んだ保険料を差し引き、更に一時所得の特別控除50万円を差し引いた金額です。課税の対象になるのは、この金額を更に二分の一にした金額です。
 年金形式で受け取った場合には雑所得になります。雑所得の場合の所得の金額は、その年に受け取った年金の額からその金額に対応する払込保険料の額を差し引いた金額です。
 確定申告は各種所得金額を合算して行いますが、たとえば給与を1か所から受けていて、かつ給与所得、退職所得以外の各種所得金額の合計額が20万円を超えない場合などは、確定申告が不要となる場合もあります。

2.保険契約者があなた以外の人である場合

 生前に自分の財産を無償で他の人に与えることを贈与といいます。したがって、あなた以外の人が保険料を負担し、あなたが満期保険金を受け取った場合は、贈与税の課税対象となります。
 贈与税の課税の対象となる金額は、一時金の場合は保険金の受取金額から、年金の場合は年金受給権の評価額から、基礎控除額(110万円)を差し引いた金額となります。これがプラスとなる方は贈与税の申告が必要です。

(税理士 小笠原稔)

岐阜新聞

Posted by meizei