相続税の納税について

2011年10月6日

Q. 相続税の納税はいつごろにするものなのでしょうか

A.相続税は、亡くなられた方の財産が基礎控除(5千万円+法定相続人の数×1千万円 ただし現行法令)を超える場合にかかってきます。この相続税は相続の発生後、十ヶ月以内に申告をして納付をしないといけません。

Q.一度に相続税を支払うのですか

A.人によっては相続財産が土地建物等しかなく、金銭での納付が困難な場合もあります。その場合に適用できるのが、長期間にわたり年賦払いで納付できる「延納」という制度です。

Q.年賦払いならば安心ですね

A.ところが、延納が認められるためには、いくつかの要件があります。(1)申告により納付する金額が十万円超であること、(2)金銭で一度に納付できない理由があること、(3)延納税額に見合う担保を提供すること等です。ただし、相続税の納期限までに、延納税額などを記載した「延納申請書」等を税務署に提出しなければなりません。

Q.延納といっても毎年の納税が負担になります

A.延納という制度によってもなお、金銭で納付することが困難な事情がある場合には、その金銭納付が困難だと認められる部分に限り「物納」という制度があります。

Q.物納というのはどこかで聞いた事がありますね

A.物納とは、金銭に替えて不動産や株式等で相続税を納める制度です。延納よりもさらに厳しい要件が加わります。この制度を受ける場合には、相続税の納付期限までに、延納によっても金銭納付が困難である事情や物納しようとする財産など、必要な事項を記載した「物納申請書」等を税務署長に提出します。その申請が適正であれば許可の通知がありますが、不適正であれば物納財産の変更を求められたり、却下や取下げの通知がなされます。なお、実際の手続きにつきましてはお近くの税理士にお尋ねください。

(税理士 岩田英人)